なんと、本人公認のファンページです! オジェ・ジュリアン記事の和訳や、ラリー中の情報を更新しています。ぜひFacebookへ。今後はFacebookで更新していきます。
AUTOSPORTに、フォルクスワーゲンのクリス・ニッセンのインタビュー記事が載っています。
http://www.autosport.com/news/report.php/id/96407
和訳してみました。
セバスチャン・オジェが最初のWRC2012年ドライバーとして発表されたことをうけ、AUTOSPORTはモータースポーツディレクターのクリス・ニッセンに、オジェとの契約について独占インタビューを行った。
なぜセバスチャン・オジェなのですか?
その質問には、私よりもあなたがたのほうがうまく答えられるはずだ。第1に、彼は世界で5本の指に入るドライバーの1人で、素晴らしい仕事ができレースでも勝っている。
2つめに、契約面での状況により、この合意が可能になった。宝くじに当たったような気分だ。全体を見れば、彼は若く、2010年にはとても速く、2011年にはさらによかったことがわかる。彼が私たちを選んでくれたことを、とてもうれしく、また誇りに思う。
交渉は簡単でしたか?
私はそう深く関わっていない。しかし、彼がシトロエンに残らないことを決めた後、当然、彼には2つの選択肢、フォードかシトロエンがあったはずだ。フォードでは、彼をチームに招き入れるべく大いに前向きな議論があった。そして彼も2012年にチャンピオンシップで勝てるチームでドライブしたいと切に希望していた。一方で、彼はフォルクスワーゲンでの仕事がどのようなものかも見ていた。
彼は、ダカールでの最近の3勝を見てきた。また、私たちの小さなチームがWRCでシュコダを走らせているのも見ている。私たちがこの計画を最初からとても真剣に運んでいることは、皆が知っている。そして、私たちは2015年の終わりまで計画を持っている。彼の評価では、彼はフォルクスワーゲンに最も関心を持った。
私は、交渉が困難だったとか難しかったとは言いたくない。私が言いたいのは、最初の交渉から今まで、順調で前向きだったということだ。彼は周囲にも素晴らしい人がいて、賢い人間だし、私たちもこれまでにそれを感じた。昨晩、私たちは素晴らしいディナーをともにし、今朝、私が彼とジュリアン(イングラシア)をフォルクスワーゲンモータスポーツの人々に紹介したとき、とても早く溶け込んだ。彼らはすでにフォルクスワーゲンファミリーの一員だ。
契約の期間は?
私たちは、通常契約については話さない。しかし、私たちのプログラムが最短でも2015年末まであることは最初から明らかにしている。そしてその時でも彼はレースカーのドライバーとして年を取っていないから、彼がフォルクスワーゲンに残る可能性もあると思う。
彼は来年何をするのでしょう?
まず、彼は私たちの「ジュニアチーム」に加わる。そして最終的なプランはまだあがっていないが、来年WRCイベントの全てに参加したい。
シトロエンがローブで経験したような問題を、どうやって避けますか?
それはとても簡単だ。私たちはローブと契約しない。
オジェ君とジュリアンのフォルクスワーゲン加入が正式発表されました。
フォードではなく、最近噂にのぼっていたVWだったか・・・。
先日のラリーGBでオジェ君とジュリアンに直接「どこのチームに行っても応援します」と伝える機会がありました。驚いたけれど、でもその時から気持ちは変わってない。VWでも応援します!
今年5勝もしたのに、来年は車の開発に注力するから来年のチャンピオオンがないのは残念だけど。でも長期的に見て、VWが彼らにとってよい選択なのだろうし。
がんばれ!!!!
動画では30分近くにわたるジュリアンのインタビュー、第4回です。いよいよラストです~。
ドライバーとして、左側のシートに移りたいと思うことはないの?
ーTotof Cuckoo
Totof、実際に僕は2つのラリーでハンドルを握ったよ。ラリー・カルダベルで去年が初めて、そして今年もまた。これは、ただ楽しむためと、ちょっと気晴らしのためで、僕のドライバー、セブ・オジェ側の世界がどんなものかちょっとわかった。僕は自分がコ・ドライバーに向いていることを知っているし、それがフルタイムの仕事でもある。僕はセブ・オジェのようにはできない。これはとても面白い経験だったよ。そしてもちろん、みんなにも勧めるよ。ドリフトやジャンプは楽しかったからね。あまり経験してないことだし。
髪の毛チェックのために、DS3に鏡を付けた? 真面目な質問をすると、オーダーが出たときのドライバーのリアクションは多少知っているけど、あなたはどう思うの?
ーSarah Vessely(※Sarah Vesselyは女性カメラマンです)
親愛なるSarah、そうだね、ステージのフィニッシュで僕は髪型の問題を抱えていて、そこでいつも鏡が必要になるんだよ。カメラの前でバカに見えるのを避けるためにね。これが最初の質問への答えだね。2つめは・・・
オーダーがあるのは通常のことで、そしてドライバーのリアクションがメディアを通して最初に放送される。僕らは通常通りだし、チェックポイント間に仕事がたくさんあるし、車の整備や次のループや翌日のコースのための準備なんかもある。だから、カッとなっている感じはずっと少ないよ。これらのことをちょっと考える時間はある。通常は少なくとも、チーム内で意見を述べたり議論できる機会がある。午後のファイナルサービスの後の休憩時とか・・・。僕らに影響することもある。重要なのは、コ・ドライバーは、反論や自分と違う意見があったとしても、ちょっと引いて全体像を見なきゃいけないということだ。ドライバーのことを考えて、できるだけ集中することが必要だ。
数年前、あなたはお金を払って306のラリーに出ていましたね。どうやって地方ラリーからWRCに行ったの?
- Pierre-Jean. Dany
うん、コ・ドライバーのキャリア、そしてスポーツカーでのキャリアは、確実なものじゃない。経験とチャンスを掴むことの、両方が必要だ。それでも道が通じているとは限らない。僕の場合、セブ・オジェに会いに行った。その時、彼のことは知らなかったよ。アレスで行われたラリー・ジューヌのファイナリストとしか。僕は心の中でこう言った「チームに加わるぞ。ラリー・ジューヌ・チームはしっかりしたチームだ。基準はクリアしている。プロフェッショナルではないけれど、いつも規則性、ワーキング・メソド、特に前に進むという指揮を持っている」と。その後は、それがプロフェッショナルになり、活動になり、仕事となり、成功の一部というわけだよ。そして今日の僕らのポジションには、少しの幸運もあったね。
あなたはオジェの影でいるの? メディアはコ・ドライバーを忘れているけど、それは嫌じゃないの?
うん、実際コ・ドライバーは影の仕事なんだ。それはかまわないよ。僕らは考えることがたくさんあるし、ミスも許されない。考えてみてよ。一瞬手元を見失っただけで、ラリーを台無しにしてしまうんだ。自分がスポットライトを浴びないことを気にしないのは、そういうわけだよ。それでも僕はコ・ドライバーの仕事を選ぶ。コ・ドライバーはリスクを負い、通常の時間のほかにもたくさんの仕事があるからだ。夜遅くまで、ノートを見直したり、何週間もずっとたくさんの仕事に集中しなきゃいけない・・これはすごく面白い仕事だよ。だけど、そうだね。コ・ドライバーを忘れちゃいけない。
コ・ドライバーの側からみて、ターマックラリーとグラベルラリーの主な違いは?
ーPaul Germain
Hi Paul。君の質問に答えるにためには、ターマックでは、技術的なレベルで車のセットが違うことを知っておこう。つまり、より大きなホイール、非常に硬いダンパー、特に車高がすごく低くなる。グラベルでは、特殊なタイヤを使う。やわらかい地面だったり、滑りやすかったりとか、特徴によって。ダンパーやスプリングも、ラリーによってかなり変更がある。コ・ドライビングと車内でのオペレートの方法としては、グラベルはとても素晴らしいよ。ドリフトがあるからね。ドアに押しつけられたりカーブに投げだされそうになるんだ。オーストラリアとニュージーランドのステージは素晴らしいと思う。観客としても、ワイルドな景色や岩、大ジャンプが見られるよ。だから、僕が好きなのはグラベルだね。ターマックは、見た目と違ってすごく激しいよ。多分、グラベルより激しいんじゃないかな。横Gを受けながらのブレーキがあったりするから・・・。だから右側にいるコ・ドライバーとしては、とてもチャレンジングなものなのは確かだよ。
BPS Racingから最後の質問。
あなたの今後のキャリアについては?来年、英語を話したい?ドイツ語を話したい?
僕のキャリアが話題になってるね。その質問に対して多くのことが言われているのを記事で読んだよ。僕らには、シトロエンとあと2年の契約がある・・・そして君の質問に答えるとして、2年後、3年後、4年後にフォルクスワーゲンかフォードか、他のマニファクチャラーに行くとしても、僕らはフランス語を話し続けると思うね。フォードにはフランス語を話すOriole Christianがいるし、フォルクスワーゲンにも友人のFrançois-Xavier Demaisonがいる。だから、フランス語以外の言葉を話す理由はないんだよ。
ジュリアン、時間を割いてくれてありがとう。今シーズンの終盤にむけてがんばって。
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Google先生頼りなので、訳が違ってたらごめんなさい。まぁ、そんなニュアンスのことを言ってるということで(汗)。
このインタビューを行ってくれたBPS Racingに感謝!
それにしても、年250日も家を離れていたり、ラリー前から準備の仕事があり、ラリーではレッキからフィニッシュまでずっと集中しなきゃいけなくて、夜遅くまでノートの見直しなどいろんな作業があり、ラリー後もいろんな仕事があり・・・コ・ドライバーって大変なお仕事だなと・・・。
来年イギリスのチームなのかドイツのチームなのかはわからないけど、オジェ君&ジュリアンにとってよい方向に進むことを祈ります。Let's wait and see what happens.