2011年10月21日金曜日

【2011ラリー・ド・フランス】ラリー・ラジオインタビュー

ラリー・ド・フランスで優勝を決めた後、ラリー・ラジオのコリンがジュリアンにインタビューしていました!

音声はこちら。

コリン パルドン(フランス語ですみません)、ベックス。ジュリアン・イングラシアです。ジュリアン、お疲れ様。今週末はプレッシャーもあったでしょう。でもうまく対処したよね。すごく冷静だったよね。

ジュリアン うん、僕らが背負ってたプレッシャーはわかるよね。ミスをせずに確実に走れたから、よかったよ。とても難しかったけど。素晴らしい勝利だったよ。セブ・ローブが僕らと争わず、連勝できなかったのはシトロエンにとって残念だったね。だけど仕方ない。僕らが今週末勝った。すごくうれしいよ

コリン チャンピオンシップで勝てる?

ジュリアン ・・・

コリン いつタイトルを取れるの?

ジュリアン ジョーカー

コリン ジョーカー(笑)。どういう意味?(笑)。お疲れ様、お疲れ様、ジュリアン(笑)

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フランス人の友人が教えてくれたのですが、「ジョーカー」は「答えられない/答えたくない」ときに使う表現だそうです。

2011年10月11日火曜日

【2011ラリー・ド・フランス】ラリー後記者会見

DAY1でエンジントラブルにより、まさかのローブ、リタイヤ。シトロエン1台のみとなったオジェ&ジュリアンには、ぜったいにミスが許されない状況に。
参戦4戦目のミニ、ソルドがラリーをリードしつつも、オジェもトップを狙える位置に付けて大接戦を繰り広げます。結果的に、オジェ&ジュリアンが優勝。多大なプレッシャーに負けず、フランスでの勝利を手にしました。

優勝セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア
2位 ダニ・ソルド/カルロス・デ・バリオ
3位 ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レーティネン

※3位だったペターには、ラリー後に車両重量が4kg足りないという違反が発覚し、失格処分に。4位のミッコ以下が繰り上げ。



ジュリアンの質疑応答の内容
ジュリアン、プレッシャーについて話して。チームは可能な限りベストのポジションでフィニッシュするよう命令していたと思うけど。どうだった?
タイヤの中にプレッシャーをかけた人達から僕らの肩にプレッシャーをかけたボス達まで、プレッシャーがたくさんあったよ。大変な週末だったけど、素晴らしかった。ここフランスで勝てて、とてもうれしいよ。道にはたくさんの観客がいて、天気もよくてコンディションは最高だった。大接戦だったから、楽しかったよ。今週はすごくプレッシャーがあったけど、とてもよい気分だ。



車内での緊張はどうだった?
本当に接戦だった。毎ステージ、最初のコーナーから最後のコーナーまで常に戦いだった。車の中では、僕らは冷静になって優勝しようと努めた。だけど、簡単ではなかったよ。例えば、今朝のようにダニに対して少しタイムを失ったときなどは、動揺するよ。




2011年9月17日土曜日

コ・ドライバーの特別なポケット

コ・ドライバーはいつでも筆記用具を取り出したり、TC(タイムコントロール)で渡すためのカードをすぐ手の届くところに持っておく必要があります。

そのために、コ・ドラのレーシングスーツには、ドライバーとは違った作りがされています。それは、足下にあるポケット。

Access all areas(アルゼンチン編)であったクリスさんの密着特集でも、クリスさんが、鉛筆(シャーペン)とタイムカードを入れている足下のポケットを紹介していました。→コ・ドライバーの仕事とは
以前はそんなことに全く気付いてなかったけど、改めて自分が撮った写真を見返すと、ちゃんとみんなポケットが付いてるのです。

・ジュリアン(2010年)右足の正面にあります。ちなみに、左利きのダニエル・エレナは左足にあります。
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・クリスさん(2010年)右足の外側に。
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・ジュリアン(2011年) 右足の内側に移動したもよう
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・ミーカ・アンティラ(ヤリ-マティ・ラトバラのコ・ドライバー)2011年。右足正面にありますね。
DSC_4801


・スコット・マーティン(マシュー・ウィルソンのコ・ドラドライバー)。2011年。こちらは右足の外側に。
WRC 2011

ジュリアンの2つの時計

コ・ドライバーの重要な仕事の1つは、タイミングをチェックすることです。SSでのタイムはもちろん、各所に設けられたTC(タイムコントロール)に時刻厳守で到着しなければ、ペナルティ、最悪の場合失格となります。

コ・ドライバーの道具でかかせないのが、時計。
これも以前は全然気付いてなかったけど、コ・ドライバーってお仕事中は、両腕に時計をしてるんです。
↓キミ・ライコネンのコ・ドライバー、カイ・リンドストロームさん(2011年ギリシャ)DSC_4655

↓ミッコ・ヒルボネンのコ・ドライバー、ヤルモ・レーティネンさん(2011年ギリシャ)
DSC_4827

↓ヤリ-マティ・ラトバラのコ・ドライバー、ミーカ・アンティラさん(2011年ギリシャ)DSC_4803

↓ジュリアン(2011年フィンランド)
IMG_1810

コ・ドライバーさん達がしている時計は、コ・ドラ用に開発されたもの。
ストップウォッチ、最大30ステージのタイム記録、1日の総計記録など、様々な機能があるそうです。
ところが、ジュリアンだけほかの人達と違った点があります。


ジュリアンの時計、片方はアナログ時計なんです。
そして、左手の時計しか使ってないような・・・(右手のほう、してないときもある)。

↓2011年ギリシャのパワーステージ。右手にはしてない。
DSC_4851

↓同じくパワーステージ。右手には時計してないので、左手のほう見てる(写真提供Leviさん)
2011greece_julien

私はラリー・アクロポリスの最中には全然そのことに気付いてなくて、後でそのことを知りました。そして、フィンランドでジュリアンに会った時に聞いてみました。両方の時計、どう違うの?と。ジュリアンの答えは、「片方はラリー中にタイミングをチェックするためのもので、もう一方(右手の方)は、スポンサー用だよ」でした。

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まさか、スポンサー用だったとは!

ジュリアンがしているのは、タグ・ホイヤーのFormula 1 Grand Date Chronograph。定価21万円。楽天市場では10万7620円なり(^^; 実は2011年からタグ・ホイヤーがオジェのスポンサーについてたのでした(オジェとジュリアンがしているサングラスもタグ・ホイヤー)。

でも、こちらで紹介したクリスさん密着映像では、クリスさんが「必ずスペアを持ち込んでいる」と言ってましたが・・・。だからこそ、コドラさんはみんな両腕にしてるのでは。そしてジュリアンも、2010年までは両腕に同じデジタルの時計をしていました。果たして、左手の時計が壊れたときにはどうするのか。そのF1モデルで何とかなるのか? そこまで頭が回らなかったので、聞いてませーん。
一応、ストップウォッチ機能はついているみたいですが。

ちなみに、フォード勢がしている青いほうはティモ・ラウティアイネンモデルかな。
コドラさん達の時計、案外、普通の値段なんですね。ジュリアンがスポンサー対策で付けてて普段は仕事に使ってないほうが遙かに高いって(^^;。

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そういえば、私がスキューバダイビングで使っているダイコン(ダイブコンピュータ。ダイバーの必需品)も、見た目は普通の腕時計なんですが、ダイビング時は深度計になり、ダイビングログを30本分記録し、体内の窒素量を計算したり、浮上を速度を監視したりと、いろんな機能が付いてます。用途に特化した道具って、実は奥が深い・・・。

カイ・リンドストロームが語るラリー週末

これは、昨年キミ・ライコネン公式サイトで掲載された動画。2010年ラリー・トルコのものです。通常、キミの公式動画は、ラリーのハイライト映像をまとめたものなのだけど、このときは、コドラのカイさんがドライバーとコ・ドライバーの仕事内容をわかりやすく説明しています。

Hi! 僕は、キミのコ・ドライバーのカイ・リンドストロームだよ。
ラリーではどんなことがあるのか、みんなに説明しよう。

ラリー開催地には、遅くても月曜には着くよ。
火曜の朝早くから仕事をしなきゃいけないからね。

火曜と水曜は、レッキをする。 レッキとは、スペシャルステージを2回走行できる下見のことだよ。

1日がとても長くて、ホテルに戻るのは夕方になるんだ。
だけど残念ながら、仕事はまだ終わらない。

その後数時間、僕はノートを清書しなきゃいけない。 飛ばしてるときにノートを読めるようにしないといけないからね。

その後、僕らはビデオで全ステージを見て、速く走るために何も問題がないか、チェックするんだ。

木曜日はシェイクダウンだ。

チームは、ラリーごとに車を組み立て直すんだ。
そしてシェイクダウンで、僕らは車が正しく動くか確かめるために、テストをする。

また、ラリー中に雨が降るかもしれないから、別のセッティングもテストするんだ。

レッキでステージをチェックした後なので、別のサスペンション・セッティングも試すことができる

木曜は、プレス・デイでもある。そして夕方には、セレモニアル・スタートか、スーパーSSがあるよ。

セレモニアル・スタートには、多数のVIPゲストが訪れる。
そして、スターティング・ポディウムを通ってスタートするんだ。ファンに手を振る機会でもあるね。

金曜の朝に、ラリーのドライビングが始まる。 早朝5時にスタートするラリーだってあるんだ。

最初のステージには、8時頃着くよ。

1日は長いよ。8つのスペシャルステージをドライブするんだ。

ステージの合間に、サービスパークに行く。 チームは車をメンテするために、次のステージに行く前に最大30分時間があるんだ。

夜、9時にホテルに戻るよ。どこにいるかにもよるけど。

僕らは、3日間走り続ける。だから、1つのラリーを走り終えるためには、すごく体力が必要なんだ。

日曜日は、ラリーの最終日だ。フィニッシュした後はすごく疲れているから、できるだけ早く家に帰りたいよ。

手短に言えば、ラリー週末はとってもタフで、やることがいっぱいあるんだ。だから街や博物館なんかを観光する時間はないよ。

家に戻ったら、次のラリーに集中しはじめるよ。