2011年7月30日土曜日

【2011ラリー・フィンランド】ラリー後記者会見

2010年第8戦ラリー・フィンランド。

超高速グラベルラリーで、地元北欧勢が圧倒的な強さを誇るラリー・フィンランド。もちろん、北欧ドライバーにとってだけでなく、ラリー・フィンランドは、全てのドライバーにとって特別なものです。
昨年はトップ(ラトバラ)からわずか10秒差の2位。今年こそ優勝との意気込みで挑んだオジェ&ジュリアン。DAY2で翌日の先頭出走を避けるために戦略的スローダウンを行いました。対するローブもわざとTCに1分遅着して10秒加算のペナルティを受けましたが、オジェ組が翌日の2番手出走を確定させます。
ところが、DAY3は前日の雨でまさかのウェット路面で先頭有利の状況に。さらにSS17でのパンクがあり、オジェ&ジュリアンはラトバラに抜かれて3位という結果でした。

優勝 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ
2位  ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ
3位  セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア

ジュリアンの質疑応答の内容

3位になったことの感想は?
がっかりだよ。フィンランドは、他のラリーとは違う。精神的な強さが必要なラリーだ。だから僕らは完走して、このラリーで僕らの経験を増やせたことはとてもうれしい。だけど、よい気分ではない。

正しいペースをつかんでいたと、知ることはできましたよね?
イエス。僕らは、勝利を目指して戦うためにここにいるんだ。フライング・フィンやダニエルとセブもいるということは予測していた。例年通り、ギャップはごく僅かだ。何にもならない…仕方ない


実は、フィンランドの結果について、ジュリアンから直接コメントを聞く機会がありました。
「この結果はあまりうれしくはないよ。だけどOK。これも人生だ。僕らはパンクで9秒失ったんだ…ここフィンランドでは本当に大きな9秒だったよ!」
「本当に大きな9秒だったよ!(here in Finland this is really huge, 9 seconds !)」という言葉に、悔しさが表れているなと・・・。