2011年9月3日土曜日

Q&A with ジュリアン・イングラシア


セバスチャン・オジェは、セバスチャン・ローブのADACラリー・ドイチュラントでの連勝を止めた。wrc.comは、彼のコ・ドライバー、ジュリアン・イングラシアに話を聞いた。
これまでの5回の勝利に対して、今回の勝利のランク付けはどう?
「ベストのパフォーマンスではなかったけど、ベストの向上だったよ。最初のステージから、僕らはトップと同様のリズムにあった。それは僕らにとってすごくうれしい驚きだったし、1日だけじゃなくて3日間ずっと続けられたんだ。セブ(ローブ)についていけることがわかった。全く同じレベルというわけではないけど、それほど離れてもいない。素晴らしいことだよ」


ラリーが始まる前、勝てると思った?
「レッキ中、そのことを考えたんだ。僕のセブは地に足が着いた人で、僕らは不可能なことを夢見たりしない。僕らは優勝が夢だとわかっていたけど、やってみようと言ったんだ。最初のターマックで勝利して1位になった。素晴らしいよ」
ドイツは、カレンダー中のターマックラリーで最も難しいとされています。そしてあなた達はまだドイツは3回目。素晴らしい結果ですね。
「そうだね。だけど僕らは一生懸命仕事をしたんだ。簡単ではなかった。テストではプッシュしたし、レッキとラリー中は毎晩、一緒にビデオを見た。ラリー中は少ししか眠らなかったけど、勝利のためにがんばったんだ。勝つことができたから、素晴らしい報酬だったよ。チャンスを得て、最初のステージからプッシュした。ターマックでは、トップから離されたらおしまいだとわかっていたからね」
ペースを維持するために、どのくらいリスクをおかした?
「最初のステージで、かわいそうな誰かのフェンスを壊している僕らのビデオがあるって知ってるよ。彼には申し訳ない。それは、2種類のタイヤ(ソフトとハード)を同時に装着したために起きたミスなんだ。それ以外は、大きなミスはしなかった。1秒か2秒ブレーキングが遅れたくらいだよ。不満はあるけど、改善するにはよい方法だ。クリーンで高速だけどクレージーなレースでもなかった」




セバスチャンとダニエルの後ろにいるよう言われた後、車内の雰囲気はどうだった?
「僕らは悪ガキでも愚かでもない。チームオーダーがあることは理解できる。チームオーダーは僕らの契約にあるし、ほとんど全てのドライバーの契約にもある。それは競技の一部だし、恥ずべき事ではない。だけど、チームオーダーを聞かされたときに、1日中がんばって勝利に向けて大接戦をしていたら、ラリーが始まる前にオーダーを言い渡されるよりもつらいよ。怒るし、がっかりもする。だけど、それを理解して、オーケー、ルールを守るよ、と言うんだ。どういう状況にいるかわからないが、選択肢はない。取らなきゃいけない道なんだ」
セバスチャンは、ローブのパンクによってリードできたときに「正義がなされた」と言いました。彼は正確にはどういう意味で言ったのでしょう?
「時々、僕のドライバーは思ってもいないことを言うんだ。別の言葉だったらよかったのだろうね。チームメイトがパンクしたことに正義なんかないし、けしてそれを喜んだりもしない。フィンランドでは誰がパンクした?答えはわかるよね」
土曜日、ローブの後ろにいるためにスローダウンするように言われていたのに、速いタイムを刻み続けたのはなぜ?
「2つの理由がある。1つは、2008年のC2スーパー1600での記憶からだ。僕らはそのとき、日曜日と同じような状況にいて、もし僕の記憶が正しければ、マーティン・プロコップが僕らの後ろにいた。僕らはギャップを持っていた。でも、ステージで集中を切らしてあまり速くなかったとき、大きなミスをしてしまうものだ。僕はセバスチャンに「右/左」とコールしていたのを覚えている。そして彼はヘアピンで右にいってしまった。彼は集中力を欠いていた。2つめは、このラリーは特殊だから、速く走る必要があるとわかっていたんだ。今後自信を付けるよう、トリッキーな場所を確かめるためにね。チームはそのことに気付いていた。とにかく、僕らはいつもルールを尊重すると言っているよ。僕らの経験のためだったんだ」
今日、大量リードを守ることは難しかった?
「だからこそ、ラリーでは多くの経験がいるんだよ。今年のアルゼンチンでも見たようにね。僕らはコースオフしないようにしていた。グラベルクルーは僕らに適切な指示を与えてくれたので、リラックスできた。僕らは自分たちができることをやった。確かに少しストレスはあったけど、普通のことだよ。そう大きなストレスではなかった」
次はオーストラリアです。グラベルだけど、皆にとって新しいラリーです。何をしますか?
「新しいイベントでは、僕らはそう悪くないってわかってる。だから、(勝利を続ける)チャンスだよね。チャンピオンシップにこだわるわけではないけど、数字上はまだ可能だ。だからやってみるよ。グラベルではすごくいいフィーリングだから、大好きだよ。新しいイベントだから、僕らにはどんな可能性もあるんだ」

http://www.wrc.com/news/archive/qa-julien-ingrassia/?fid=15252

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