2011年10月25日火曜日

ジュリアン・イングラシアの何でも聞いちゃって -その2

前回の続きです。なにせロングインタビューなのと、Google先生頼りの仏語→英語訳+仏語の辞書と格闘しながらの和訳なのですー。時間かかるし、間違ってたらごめんなさい。意味がどうしてもわからないところは、適当にごまかしてます(汗)。


第1回はこちら



BPSを3語でまとめられる?
BPSがスポンサーになってから数年一緒にやってきて、いつも素晴らしかった。もし3語で要約しなきゃいけないなら、こう言うだろうね。敏感な人々がいて、情熱があり、僕らのニーズに答えてくれる。だから、満足してるよ。



最初のオフィシャルシーズン、どのように過ごしてきた?
今年が最初のオフィシャルシーズンで、シニアチームというわけだ。だけど、2009年と2010年も過ごしていて、ミスをしたりシステムがどう動くのか学ぶ時間をもらっていた。いまは、シトロエン・レーシングで「オフィシャル」ドライバーだ。道の脇で彼らを見ていたときから、それが夢でもあった。すごく厳しいし、ミスも許されない。また、メディアのプレッシャーや、カメラに対しても慣れなきゃいけない。いま自分ができているのかわからないけど、どんなときでも、仕事の一部なんだ。それでも、楽しいこともある。僕らが所属するブランドの代表というわけだし。それに、僕らが経験しているものを少しシェアできるのは素晴らしいよ。僕らはとても愉快な冒険をしているって知っているからね。



コ・ドライバーのモデルは誰?あなたの指導者は?
僕には指導者やモデルはいないよ。ぼくは、頂点に偶像を抱いたりする人間じゃないんだ。でも、ここ数年、いろんな人に会う機会があった。また、ダニエル・エレナやJean-Paul Chiaroni、Gilles de Turckheimは僕のキャリアの早い段階で、よいアドバイスをくれた。この世界とシトロエンにやってきてからはダニエルが助言をくれたし、Jean-Paul Chiaroniはコツやミスを犯さないためのやり方を教えてくれた。それから僕は、最善、あるいは少なくともよいやり方を取ろうと努力している。どんな時でも、仕事には手順があるし、リズムをキープするんだ。



ダニエル・エレナといえば、あなたは、コ・ドライバーはドライバーとは脳みそが違うと思ってる?
ダニエルが前にそう言ったのは確かだよね。ドライバーとコ・ドライバーは、違う能力なんだよ(笑)。だから、ドライバーは気にしてないと言えるよ。だけど、コ・ドライバーはノートを読むだけじゃなく、時間調整やレース中に起こりうるあらゆることを考えなきゃいけない。コ・ドライバーはレッキからポディウムまで、100%なんだ。そして、ドライバーはステージで200%のベストコンディションを出さなきゃいけない。

あなたは、いまのポジションを想像していた?
それは、自分でもよく思う質問だよ。あっという間だったから。僕はカタロニアやモンテカルロのステージの端で、ラリーを構成している人々を見ながら、考えていた。そして僕らは、仲間ととてもよい時間を過ごした(※この答えの前半部分、Google翻訳がちょっと怪しいかも)。僕は正直に言って、想像していた人生が実現するとは思ってなかった。だからこれは100%を傾ける大冒険だし、忘れられないものだよ。


ラリーで怖いと思ったことはないの?

ないよ。恐怖はないんだ。セブを本当に信頼しているから。彼は僕のノートを聞いていて、僕は自分の仕事に集中する。それ以外ないよ。クレージーにならず、鋭くあらねばならない。少し不安なラリーもある。例えば、コ・ドライバーとして大都市での新しいラリーへの一般的なアプローチとか。ミスしないよう、仕事の面で少し危惧を抱いたりもする。それからステージでも、特にフィンランドがそうだけど、大きな競技でリスクも負う。だけど怖くはないんだ。より興奮するし、素晴らしいよ。


フランス選手権を追いかけてる?
うん。フランス選手権を見ているよ。もちろん、専門誌も読んでる。僕らは競技が多くて長い間留守にしているから、細かく追うのは難しい。だけど、グラベル選手権、ターマック選手権はずっと見てるよ。

フランスチャンピオンになるのは誰だろう?
僕らがボラン206を出てから長いけど、そこでよい思い出があるし、特にJeremi Ancianと同じチームで過ごせたのは楽しかった。彼とは連絡を取っているし、楽しい人だ。当時、僕らに厳しい時を与えた人物でもある。彼は才能があり、相応しい人だ。だから彼のために祈ってるよ。


あなたが好きなラリーは?
僕の好きなラリーは、ニュージーランドだよ。セブもよい思い出を抱いてると思う。バンクがついたコーナー、すごく滑りやすい路面のステージで、全集中しなきゃいけないすごいラリーだ。だけど、太平洋岸の景色はとても美しい。ほかの風景も、少しエキゾチックだ。地球の反対側で移動が長いから、ちょっと夢でもあった。素晴らしかったし、何よりも昨年は、僕らが初めて勝利に向けてファイトした素晴らしいラリーだった。僕らはフィニッシュの3コーナー手前で1位から数秒落ちて、2位でフィニッシュした。また訪れたい国だよ。2012年のカレンダーにあるから来年行ける。


C4 WCR?それともDS3 WRC?
WRCではC4とDS3に乗る機会があった。かなり異なる車だよ。知っての通り、レギュレーションも変更があった。例えば、2リッターターボから1.6リッターターボに変わった。他にも技術的な変更が多数あった。C4は先進的でパワフルで高トルクで、重大砲って感じだったよ。DS3はたぶんトルクが少ないけどより鋭敏で、それにシーケンシャルパレットから、レバーシフトに戻った。少し敏感で、少し神経質だけど、より活発な車だ。僕はC4との素晴らしい思い出があるし、DS3でもよい瞬間があった。少しバンピーで高速なところでは、よかったよ。


セブ・オジェはいつワールドチャンピオンになれる?
なぜ? 今年、僕らに賭けたの?(笑) 様子を見なきゃ。現在の通りだよ。あなた達もニュースを追いかけてるよね。今年の終わりまで命令があるから、秘密なんかない。より好ましい状況にいてチャンピオンシップをリードしているのは、僕らのチームメイトだ。ラリー・アルザスやオーストラリア、ドイツでも見たように、ラリーではいろんなことが起きる。僕らがやることは、成長することだよ。それから、僕らに幸運があるか見てみよう。


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怖いと思ったことはないのか・・・。2人の信頼関係に感動! そもそも、怖かったらそもそもラリーなんてやってられなさそうだけど・・・。でも、この人達って頭のネジが飛んでると思う(汗)。

一番お気に入りのラリーは、ニュージーランドみたいですね。モンテカルロでもフィンランドでもなかったのか。昨年、初参加ながら最終ステージまで優勝争いを繰り広げましたし。フィニッシュの直前でミスして、優勝はやっくんでした。

そして、ジュリアンへの質問は、まだまだ続きます-。盛りだくさん!

ちなみに、ジュリアンが来ているTシャツ、「極度乾燥(しなさい)」のやつだ・・・。
海外だと人気みたいですねー。私たちからすると、妙ちくりんな日本語や漢字だけど。


追記:
その3はこちら
その4はこちら

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