2011年10月27日木曜日

ジュリアン・イングラシアの何でも聞いちゃって -その4

 

動画では30分近くにわたるジュリアンのインタビュー、第4回です。いよいよラストです~。

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ドライバーとして、左側のシートに移りたいと思うことはないの?
ーTotof Cuckoo
Totof、実際に僕は2つのラリーでハンドルを握ったよ。ラリー・カルダベルで去年が初めて、そして今年もまた。これは、ただ楽しむためと、ちょっと気晴らしのためで、僕のドライバー、セブ・オジェ側の世界がどんなものかちょっとわかった。僕は自分がコ・ドライバーに向いていることを知っているし、それがフルタイムの仕事でもある。僕はセブ・オジェのようにはできない。これはとても面白い経験だったよ。そしてもちろん、みんなにも勧めるよ。ドリフトやジャンプは楽しかったからね。あまり経験してないことだし。

髪の毛チェックのために、DS3に鏡を付けた? 真面目な質問をすると、オーダーが出たときのドライバーのリアクションは多少知っているけど、あなたはどう思うの?
ーSarah Vessely
(※Sarah Vesselyは女性カメラマンです)
親愛なるSarah、そうだね、ステージのフィニッシュで僕は髪型の問題を抱えていて、そこでいつも鏡が必要になるんだよ。カメラの前でバカに見えるのを避けるためにね。これが最初の質問への答えだね。2つめは・・・
オーダーがあるのは通常のことで、そしてドライバーのリアクションがメディアを通して最初に放送される。僕らは通常通りだし、チェックポイント間に仕事がたくさんあるし、車の整備や次のループや翌日のコースのための準備なんかもある。だから、カッとなっている感じはずっと少ないよ。これらのことをちょっと考える時間はある。通常は少なくとも、チーム内で意見を述べたり議論できる機会がある。午後のファイナルサービスの後の休憩時とか・・・。僕らに影響することもある。重要なのは、コ・ドライバーは、反論や自分と違う意見があったとしても、ちょっと引いて全体像を見なきゃいけないということだ。ドライバーのことを考えて、できるだけ集中することが必要だ。

数年前、あなたはお金を払って306のラリーに出ていましたね。どうやって地方ラリーからWRCに行ったの?
- Pierre-Jean. Dany

うん、コ・ドライバーのキャリア、そしてスポーツカーでのキャリアは、確実なものじゃない。経験とチャンスを掴むことの、両方が必要だ。それでも道が通じているとは限らない。僕の場合、セブ・オジェに会いに行った。その時、彼のことは知らなかったよ。アレスで行われたラリー・ジューヌのファイナリストとしか。僕は心の中でこう言った「チームに加わるぞ。ラリー・ジューヌ・チームはしっかりしたチームだ。基準はクリアしている。プロフェッショナルではないけれど、いつも規則性、ワーキング・メソド、特に前に進むという指揮を持っている」と。その後は、それがプロフェッショナルになり、活動になり、仕事となり、成功の一部というわけだよ。そして今日の僕らのポジションには、少しの幸運もあったね。

あなたはオジェの影でいるの? メディアはコ・ドライバーを忘れているけど、それは嫌じゃないの?
うん、実際コ・ドライバーは影の仕事なんだ。それはかまわないよ。僕らは考えることがたくさんあるし、ミスも許されない。考えてみてよ。一瞬手元を見失っただけで、ラリーを台無しにしてしまうんだ。自分がスポットライトを浴びないことを気にしないのは、そういうわけだよ。それでも僕はコ・ドライバーの仕事を選ぶ。コ・ドライバーはリスクを負い、通常の時間のほかにもたくさんの仕事があるからだ。夜遅くまで、ノートを見直したり、何週間もずっとたくさんの仕事に集中しなきゃいけない・・これはすごく面白い仕事だよ。だけど、そうだね。コ・ドライバーを忘れちゃいけない。

コ・ドライバーの側からみて、ターマックラリーとグラベルラリーの主な違いは?
ーPaul Germain
Hi Paul。君の質問に答えるにためには、ターマックでは、技術的なレベルで車のセットが違うことを知っておこう。つまり、より大きなホイール、非常に硬いダンパー、特に車高がすごく低くなる。グラベルでは、特殊なタイヤを使う。やわらかい地面だったり、滑りやすかったりとか、特徴によって。ダンパーやスプリングも、ラリーによってかなり変更がある。コ・ドライビングと車内でのオペレートの方法としては、グラベルはとても素晴らしいよ。ドリフトがあるからね。ドアに押しつけられたりカーブに投げだされそうになるんだ。オーストラリアとニュージーランドのステージは素晴らしいと思う。観客としても、ワイルドな景色や岩、大ジャンプが見られるよ。だから、僕が好きなのはグラベルだね。ターマックは、見た目と違ってすごく激しいよ。多分、グラベルより激しいんじゃないかな。横Gを受けながらのブレーキがあったりするから・・・。だから右側にいるコ・ドライバーとしては、とてもチャレンジングなものなのは確かだよ。

BPS Racingから最後の質問。
あなたの今後のキャリアについては?来年、英語を話したい?ドイツ語を話したい?
僕のキャリアが話題になってるね。その質問に対して多くのことが言われているのを記事で読んだよ。僕らには、シトロエンとあと2年の契約がある・・・そして君の質問に答えるとして、2年後、3年後、4年後にフォルクスワーゲンかフォードか、他のマニファクチャラーに行くとしても、僕らはフランス語を話し続けると思うね。フォードにはフランス語を話すOriole Christianがいるし、フォルクスワーゲンにも友人のFrançois-Xavier Demaisonがいる。だから、フランス語以外の言葉を話す理由はないんだよ。

ジュリアン、時間を割いてくれてありがとう。今シーズンの終盤にむけてがんばって。

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Google先生頼りなので、訳が違ってたらごめんなさい。まぁ、そんなニュアンスのことを言ってるということで(汗)。
このインタビューを行ってくれたBPS Racingに感謝!

それにしても、年250日も家を離れていたり、ラリー前から準備の仕事があり、ラリーではレッキからフィニッシュまでずっと集中しなきゃいけなくて、夜遅くまでノートの見直しなどいろんな作業があり、ラリー後もいろんな仕事があり・・・コ・ドライバーって大変なお仕事だなと・・・。

来年イギリスのチームなのかドイツのチームなのかはわからないけど、オジェ君&ジュリアンにとってよい方向に進むことを祈ります。Let's wait and see what happens.

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